●記録集の発刊遅延について
記録する会では、「在日」と日本人が協働・共同して、帰国者たちが北朝鮮で生きた記録を残す作業に取り組んでまいりましたが、発刊が大幅に遅延しております。目標としていた日本と韓国に脱北してきた50人帰国者のロングインタビューは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大幅にずれこみましたが2023年に完了、2024年内の発刊に向けて編集・整理作業を進めてまいりました。しかし、膨大な作業を少人数の編集スタッフで進めてまいりましたが、年内での作業が完了できませんでした。ひとえに我われの力不足によるものであります。ご支援、ご協力いただいた皆様に、あらためてお詫び申し上げます。記録集「在日帰国者は北朝鮮でどう生きたか?(仮題)」は、 2025 年上半期の刊行をめざして作業を進めています。

●12/14 北朝鮮帰国事業65年を考える集い
来たる12月14日で、帰国第一船が新潟を出港して65 年になります。帰国事業は、日朝間に膨大な離散家族を生みだしただけでなく、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に渡った多くの人は、消息すらわからない状態が続いています。傷の大きさゆえでしょうか、日本のリベラルは帰国事業について語ることを避けてきたと言えないでしょうか? 65年前に歓喜と熱狂で帰国事業が展開された時代を振り返りつつ、その後何があったのか、何を間違ったのか、これからどう向き合っていけばよいのか、1929年生まれの詩人金時鐘さんと、帰国した家族を失った辛淑玉さんをお招きし、石丸次郎がお話をうかがいます。合わせて、「統一はしない、韓国は同族ではない」と宣言した金正恩政権をどう見るのか、意見を交わします。

 

●日時 2024年12月14日(土)開場 3:15  開演 3:30〜5:30

●場所 レンタルスペース min-pack(みんパック) 会議室PACK01
大阪市天王寺区小橋町3-9クラウンビル 2F https://min-pack.jp/access/
(JR・近鉄・大阪メトロ『鶴橋駅』1番出口から徒歩6分)

●参加ご希望の方は、電子メール 1959@kikokusya.orgまでお申し込みください。先着 30 名まで。参加費 1000 円。

 

主催 一般社団法人 「北朝鮮帰国者の記憶を記録する会」
後援 後援 一般社団法人 Free2move(自由往来の会)

 

 

ご家庭に眠る写真や映像資料の提供にご協力ください

私ども「北朝鮮帰国者の記憶を記録する会」では、皆様がお持ちの帰国事業にまつわる写真や、8mmフィルムといった映像資料等、後世に伝える資料として保存するためにご提供をお願いしております。

北朝鮮に渡航する前の生活や帰国船を待つ様子、「祖国訪問」の時の思い出など、ご家族やご親戚の写真をお持ちでしたら、ぜひご協力ください。
(2020年9月14日)

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