「北朝鮮に帰った在日を記録する意味」
日時 6月5日 午後13:00~16:30
場所 難波市民学習センター
https://osakademanabu.com/namba/access
入賞定員50人 要予約
主催 一般社団法人 北朝鮮帰国者の記憶を記録する会
プログラム
(1)記録する会の活動報告
(2)講演 「在日の北朝鮮帰国をいま考える」
高柳俊男さん(法政大学国際文化学部教授)
※高柳さんのご都合によってはZOOMでのご参加の可能性があります。
(3)上映 「帰還船1959-第一船」 康浩郎さん
在日の映像作家・康浩郎さん(1938年大阪生まれ)が、日大芸術学部在学中に帰国第一船の出港までの様子を、品川駅・日赤帰還列車発車時、新潟日赤センター・帰国者と家族(帰国意志確認室)、ソ連のトボリスク号の離岸で撮影された貴重なオリジナル作品である。ソ連船の内部の様子もある。
「帰還船に乗り込むまでの帰国者と家族は、それぞれ『在日百年』の時間に蓄積された、持続的で臨機応変に考え/対応し/行動する生活態度(ハビトウス)を“日常”として身につけて来た。出港を告げる汽笛とともに船と岸壁とはテープで繋がれ、やがて切れる。その“瞬間”から帰国者は『在日百年』の“日常”からも、ハビトウスの《身体性》からも切り離される。しかし、再び世界に戻ろうとしたとき、ひとは“その瞬間”からしか戻れない!自分たちには見えなかった“その瞬間”をお見せしたいーー今回は、その為のアーカイブ・フィルム作品である」
く康 浩郎さん プロフィール>
父は大正末に渡日。追って昭和の初め済州島から大阪に来た母との間に1938年1月、在日の「生」をうけた。
北鶴橋国民学校入学すぐ、学童疎開となり三重県山間の国民学校で"教育勅語"教育を受け、同時に"日本の田舎”での生活を全体験した。そして続く戦後マッカーサーの民主主義教育を受けるなか、戦争経済でスタートした町工場から下謂け中小企業に変身、移転していた父の工場のある東淀川区に帰阪した。そこに、追いかけるようにしで“朝鮮戦争・特需”到来、世界は長い冷戦時代に入る‥。そんな流れのなか、大阪で中・高等学校を卒業、上京し日大芸術学部・映画学科入学。「帰還船1959」に繋がる。
現在、「日本映像民俗学の会」会員、「大阪コリアン研究ブラットフォーム」参加メンバー他。
(4)トークと質疑応答 高柳さん×康さん×石丸次郎
※新型コロナ対策のため入場定員は50人に限らせていただきます。ご参加にはあらかじめご予約が必要です。予約が定員に達した時点で締め切らせていただきます。ご予約の際にお名前と連絡先(メールか電話番号)をお知らせください。
電子メール 1959kikoku@gmail.com
電話/FAX 06ー6373ー2444